膝の痛みの施術をお受け頂きました。ウォーキングを毎日続けているご婦人で最近、歩いている時や膝の屈伸で膝の外側に痛みが出るとの事で来院されました。
腸脛靭帯炎(ちょうけいじんたいえん)は、スポーツなどが原因で膝におこる慢性的な障害のひとつです。腸脛靭帯とは、腸骨ちょうこつ（骨盤を構成する骨のひとつ）の腸骨稜や鼠径靭帯などに起始する大腿筋膜の大腿外側中央部の肥厚した部分であり、脛骨けいこつ（すねの骨）の前外側部に繋がっています。
膝の屈伸に伴い大腿骨の外側上顆がいそくじょうかを後方から前方へ移動します。
ランニングやジャンプなど膝の屈伸を繰り返すと、大腿骨外側上顆との間で、機械的な刺激による炎症が生じ、膝の外側に痛みを感じることがあります。
こうした症状を「腸脛靭帯炎」とよびます。腸脛靭帯炎の多くは、腸脛靭帯のなかでも膝の外側にある大腿骨外側上顆部かぶに起こるため、「膝の外側が痛い」と訴える方が多いです。

腸脛靭帯炎の原因には下記のようなものがあります。
①内反膝（ないはんしつ）＝見た目がO脚になっている
②過度なランニングをした時に、痛みが出た。
③最近、合わない靴をはいて歩いたり、走ったりした時に痛みが出た。
④整備されていない地面でランニングやウォーキングをした時に痛みが出た。
⑤最近、ジャンプなど足に負担のかかる運動をした時に痛みが出た。

症状
多くの場合、膝の外側に痛み（ときには激痛）を感じます。重症度によって痛みの程度は異なります。
軽症：運動を行ったあとに痛む　運動の最中には痛みはさほど出ていない。
中等症：運動自体は問題なく行えるが、運動中や運動後に痛む
重症：常に痛みを感じ、運動をいつもどおりに行うことができない。
さらに重症化すると立ちしゃがみや階段昇降時、歩行時にも痛みを感じるようになり、普段の日常生活にも支障をきたすようになります。
また、場合によっては膝だけでなく、太ももや股関節にも痛みがあらわれることがあります。

当院では第一選択でハイボルト検査を受けて頂き原因の筋肉を特定して、施術を行う事で多くの患者様に早期回復して頂いております。
同様の痛みでお悩みでしたら、一度、ご相談ください。